■成田観光促進、年内コーディネート組織発足へ
4月21日に開催された成田空港を核とした観光交流促進プログラムの第3回検討会で、今年2月と3月に行われたバスによる空港周辺モデルツアーの実証調査結果などが報告された。
この観光交流促進プログラムは、「コーディネート組織の具体的検討」、「モデルルートの実証調査」、「空港のおもてなし機能の整備」を柱とし、中でもコーディネート組織の年内立ち上げを平成20年度の最重要課題としている。
幕張メッセで開催されたイベントMICEを対象に3月12日と13日に実施したモデルルート(都内−幕張−佐原/成田市内−都内)の実証調査では、12日に21名(うち外国人11名)、13日に19名(外国人9名)が参加。準備期間の短さやPR不足により参加人数も少なく、成田では日本人客が半数を占めるなど成功とは言い難い結果となった。2月実施のトランジット客を対象としたモデルルートの調査結果も含め、今後の課題として広報PRの充実、需要調査の必要性などが挙げられた。また、アンケート結果などから、ツアーには時間的、気持ち的な「気軽さ」が重要、PRとしては口コミやインターネットを中心に進めるのが有効とされ、継続することが数字に繋がるということが強調された。
平成20年度以降の最重要課題となるコーディネート組織の具体化については、事務局側は今後千葉県、成田市などに主担当窓口を設置し、担当者の選任を行う。コーディネート組織とは、市町村、企業、市民、団体などが国や県と連携しながら空港周辺の国際観光振興のための街づくりや地域活性化に向けた事業を展開する母体の創設を目指すもので、観光交流促進プロモーター、観光コーディネート組織、事業母体となる運営組織などで構成されることになる。今後は事業内容の検討のためにマーケティング調査を行い、プロジェクトチームの発足、観光交流促進プロモーターの一般公募、また可能であるならば年内に事業提案募集を通してキックオフイベントも行う予定。
空港のおもてなし機能の整備については、成田国際空港をゲートウェイとして"日本らしさ、伝統、現代性"を紹介する施設の立地、また、映像・インフォメーションシステムの整備により訪日外国人の日本文化体験の促進を図ることなどが計画されている。この計画の主軸であり、訪日外国人やトランジット客が一番最初に立ち寄る日本伝統文化の紹介施設となる「ジャパン・ウエルカム館」(仮称)の整備は引き続き検討を行っていくとのこと。
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